長門市にある「香月泰男美術館」を訪れました。2年前に山口県立美術館で開催された「没後50年 香月泰男のシベリア・シリーズ」という展覧会を見てから、この美術館も訪れたいと思っており、ようやく見に来ることができました。近くに温泉はありますが、他には何もないような場所で、この美術館を目的に訪れるか、温泉に滞在して暇になった人が散歩がてら訪れている印象でしょうか。
シベリア・シリーズばかり見た前回の展覧会とは違い、今回展示されていたのはもっと若い時期にスペインを訪れて書かれた作品でした。シベリア・シリーズからは暗い中での明るさを感じましたが、今回の絵からは明るい中にも影があるような、相反するものを感じました。基本的には面白い人なのだろうなという印象なのですが、そのような人にここまで暗い絵を描かせるきっかけとなったシベリア抑留というのはたった2年間でも、ものすごい影響だったのでしょう。
