Ultra Pirineu 2015 Race Report

Ultra Pirineu 2015 Race Report
 ヨーロッパでは2回目のトレイルランレースはスカイランニングワールドシリーズの最終戦、スペインのピレネー山脈で行われた「Ultra Pirineu 2015」に出場してきました。半分少し走ったところで、制限時間ギリギリだったからか止められてしまったのですが、とても綺麗な景色の中を走る事が出来ました。

大会概要

  • 大会・・ULTRA PIRINEU 2015
  • 場所・・Bagà(Spain) スタート
  • 日時・・2015/09/19
  • 距離・・110km(獲得標高 6,800m)
  • 天候・・天気:晴れ 気温:6℃(スタート時)
  • 結果・・15時間47分18秒 DNF U6(60.9km地点)

区間タイム(時:分:秒)

区間区間距離区間時間
Start(Bagà) ~ Rebost7.7km1:43:55
Rebost ~ Niu6.1km1:50:23
Refreshments(U2 Niu)13.8km地点0:07:56
Niu ~ Serrat14.4km3:07:58
Serrat ~ Bellver11.6km2:03:33
Refreshments(U4 Bellver)13.8km地点0:25:09
Bellver ~ Cortals9.7km2:21:47
Refreshments(U5 Cortals)51.5km地点0:34:02
Cortals ~ Aguiló11.3km3:30:14
TOTAL60.9km15:47:18

使用機材

 40km地点のBellverにドロップバッグを置いておく事が出来ましたし、天候が良かったので必須装備が前日に変更となり、随分と少ない荷物で進む事が出来ました。当日は晴天で最高の天気だったのですが、スタート時は6℃程度、標高2,500mまで上がると0℃付近まで下がり、昼間は20℃を超えて暑いと、気温の変化で消耗してしまうレースでした。
  • シューズ・・montrailMen’s Bajada(GM2138 26.5cm)
  • シューレース・・NATHAN「LOCK LACES」
  • バックパック・・SALOMON「S-LAB ADV SKIN HYDRO 12 SET」
  • ハイドレーション・・SALOMON「SOFT FLASK 500ml/16oz」3個
  • GPSロガー・・Garmin「Fenix2」 45秒間隔
  • タイツ・・CW-X「スタイルフリーボトム ロング(L)」
  • ハーフパンツ・・MIZUNO「A67RM-330」
  • アンダーウェア・・UNDER ARMOUR「ヒートギアコンプレッションステルスLSモック(L)」
  • シャツ・・Haglöfs「ACTIVES COOL TEE」
  • ミッドレイヤー・・finetrack「ヴェロキラップ(M)」
  • 保温ウェア・・mont-bell「ウイックロン ZEO ロングスリーブT(M)」
  • ソックス・・武田レッグウェアー「TRR-120G(M)」
  • キャップ・・MAMMUT「MTR 71 Visor」
  • グローブ・・Salomon「XT WINGS GLOVE WP(L)」
  • アイウェア・・OGK KABUTO「ビナートZ」
  • ライト・・Petzl「MYO RXP」2個
  • ポール・・SINANO「トレランポール13.6(105cm)」
  • ゼッケンベルト・・Nathan「Race Number Belt」
  • レインウェア・・mont-bell「トレントフライヤー 上のみ(S)」
  • 補給・・Power Bar「Power Gel」 28個
  • 補給・・ミドリ安全「塩熱サプリ」
  • サバイバルブランケット・・Adventure Medical Kits「SURVIVE OUTDOORS LONGER EMERGENCY BLANKET」
  • コップ・・UltrAspire「Race Cup」
  • ホイッスル・・ザック付属
  • 携帯電話・・Apple「iPhone 6」

Start(Bagà) ~ U2(Niu)

 日本語圏・英語圏の参加者が殆どおらず、事前に全くコース情報を取得出来なかったので、とりあえずアルプス山脈の山と同じ様なコースをイメージしていたのですが、ほぼイメージしていた通りでした。アルプスよりも少し岩が多く、テクニカルな感じでしょうか?
 スタートは小さな広場に1,000人が押し込められ、もの凄い盛り上がり。スタート会場へ向かうバスが遅れたために、後ろの方からのスタートになってしまいました。スタート直後から細い路地を抜けて、山へ入って行きます。

 少し進むとトレイルに入るのですが、いきなり細くなっているので渋滞。アルプス同様にカウベルを付けた牛が出迎えてくれます。周りの山を見てもルートがよく分からなかったので、どこを走るのか周りの人に尋ねながら進んでいたのですが、とりあえず見える範囲の標高が高いところは全部登るとの事で、ポールが指している先にも行ったはず。

 「U1(Rebost)」に着いた時のタイムで「U2(Niu)」の関門時間は大丈夫だと確信したので、かなりセーブしてユックリと登りました。籔の2歩が欧米人の1歩という感じでしょうか、標高2,000mを越えており、当然のように木は有りませんし、とにかく光が強いのでサングラスをしていても前が見え難い程でした。
 U2(Niu)は標高2,520m、気温0℃近い中で強風により更に体感温度は下がり、手はかじかむ程でした。なんとか水を補給し、写真を撮って貰ってスタート。8分の滞在でした。寒いところは殆どfinetrack「ヴェロキラップ(M)」を着用し、随分と暑くなったりしない限りは脱ぎませんでした。スタートから山頂を通過して下山途中までは着っぱなし、やはり登りは必要無かったかなとも思いましたが、着ていないと寒かったかもしれません。

U2(Niu) ~ U4(Bellver)

 Niuから先は下りが多くなるのですが、かなりテクニカルな岩の下りなので、あまりスピードは上がりません。飛び降りていくような所も多く、かなり神経を使いました。ユックリ登った後でユックリ下らないといけないのは、U4(Bellver)の関門が気になってきます。

 途中でロープを持って下りる様な下りもあったりと、CCCのコースよりかはテクニカルで、面白いですが時間はかかります。いわゆる日本で良くあるようなトレイルもあり、こういう所や滑るような場所は欧米人よりも日本人の方が速く走れる感じ。

 途中、馬や牛に道を塞がれたりしながらU3(Serrat)へ。こちらは馬も牛もカウベルを付けているので、谷全体にベルの音が響き渡っています。更に、馬も牛も走っていると少し怖いです。U4(Bellver)の関門が気になるので、U3(Serrat)は通過。今回は全ての栄養をジェルで摂取しようと決めていたので、エイドでは水分以外何も取りませんでした。
 U3(Serrat)からU4(Bellver)まではひたすら林道。とにかく林道が嫌いなので、この区間は本当にキツかったです。英語が話せないスペイン人とほぼ同じペースでしたので、ずっと話ながら走っていた気がするのですが、今考えるとどうやって話していたのか不思議。エイドで家族から不思議な飲物を振る舞われる程度には仲良くなっていたので、何とか話していたのでしょうね。もう意気消沈でU4(Bellver)到着です。
 U4(Bellver)では日本から一緒に行ったI氏に遭遇。水を補給し、ドロップバッグを受け取り、トイレに行って出発。15時間走ってトイレに行ったのはこの一回だけ。かなり汗もかいていましたし、いきたくならないのですよね。関門も迫っていたので早く出ようと思っていたのですが、意外とユックリしてしまって25分の休憩でした。

U4(Bellver) ~ U6(Aguiló)

 Bellverを出発しても同じ様な林道が続き、なかなか走る気がしません。積極的に歩きながら何とか先へ。この後は緩やかな登りのトレイルを通ってU5(Cortals)へ行くのですが、トレイルに入っても足が進まずにユックリです。この区間は写真も撮らずに、とにかく次の関門時間を気にして進んでいました。
 U5(Cortals)では先に到着していたI氏が内臓系トラブルでリタイアするとの事、運営からこの先は寒くてトレイルも危ないから、進むかどうか慎重に判断しろと、かなり脅されました。ここを出てしまったらU6(Aguiló)ではリタイア出来ず、U7(Gósol)まで行かないと下山出来ないという情報も有ったり、この時の足の状況では進んで良いかどうか迷ってしまいました。結局はこのコースを走った事の有る方を見付けるのに少し時間がかかり、その人から「そこまでテクニカルでは無い」と聞き、運営にもよくよく確認してみると「U6(Aguiló)でも大変だけど下山出来る」という話を聞き、先に進む事に。この確認作業に34分費やしていました。
 今考えると、それなりに装備も持って来ていましたし、とりあえず先に進んでおくべきだったかなと思います。次回は気を付けます。  もうすぐに暗くなりそうだったので、ライトを装備してU5(Cortals)を出発。牧場の中を通りながら、登っていき、下りは崖のような場所のトレイルを下りていくというコース。出発して少し行くと開けた場所に出て、そこにタイム計測機器が有りました。どうやらここまで来ないと電気が来ていないようです。

 U5(Cortals)でユックリしていたからか、足も随分と回復し、これまでよりは登りも登れる様になりました。順調に走って行き、20時23分にライトを点灯。こちらはサマータイムがあり、日本よりも1時間早くなっていますし、遅い時間まで明るいです。

 順調に進んでおり、次の関門にも間に合うなと思っていたのですが、半分少し進んだところで、何故か大会関係者に止められて一緒に次のエイドまで行く事になってしまいました。3人位の団体だったのですが、誰も英語が話せませんし、籔もスペイン語は全く分からないので、どうしようもありません。「次の関門間に合うよ」と言っても伝わっていない感じでしたし、仕方なくここでレース終了です。ユックリと次の関門へ一緒に進んだのですが、とにかくペースが遅くて寒い。下りも殆ど歩きますし、このレース中で最も精神的に良くない時間でした。
 1,000人参加で、最終的な順位は766位でU6(Aguiló)でのDNFとなりました。全体的には林道をもう少し走れる様にならないと厳しいというのと、テクニカルな下りの練習もしたいなと思いました。とにかくスピードを付けないと完走は難しそう、またリベンジしに来なければ。
 装備はほぼ問題有りませんでしたし、ジェルだけで進んで行くのもいつも通り。今回は摂取タイミングを忘れる事も無く、定期的に摂取出来ていたのでエネルギィ切れにはなりませんでした。

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