92回目のフルートレッスンを受けてきました。今回はデクレッシェンド時に音が落ちないように、顎を使って息の向きを調整する練習をしました。息の量を少なくしたり、圧力を低くすると音が下がってしまうので、息の向きを変えて管内に入る息の量を調整していくのかなとは思うのですが、なかなか動作に慣れず音が下がってしまいます。
曲中でも練習していきますが、ロングトーンをデクレッシェンドさせる練習を続けていきます。
ちょうど第10回神戸国際フルートコンクールの第1次審査がオンラインで行われていたので、どれくらい審査員と感覚が同じかなと審査を試してみました。第1次審査は53名から26名を選ぶのですが、籔が選んだ26人の中で通過した人が17人、落ちてしまった人が9人でした。約65%、全部見ると17時間以上かかるので、判断できるまで約1分ずつ程度しか見ていませんし、バッハやパガニーニが苦手な身としては、それなりに良い正答率だったかなと思います。
ここからがお勉強で、籔がいいと思ったのに落とされた9人と、だめだなと思っていたのに通った9人を比較して、籔と審査員でどういう審査点が異なっているか調べてみました。全体的には籔の選んだ人達の方が、表現が過剰だったかなと。後は、序盤でのちょっとした不明瞭さで落としていた人も多かったかなと思います。20分通して聴いてみたら良かったという人もいました。音色の良さに大きな比重を置いていたのも反省点です。
籔は良い悪いの2択で、それぞれ短い時間しか聴いていませんが、これを全員分全て聴き、点数化していく審査員は大変だなと感じました。本選は半年後。4年に1回のコンクールですし、聴きに行ければ良いのですが。