2021年 山口県パワーリフティング選手権大会

 防府市のジム「ステイヤング」で開催された「令和3年度山口県体育大会パワーリフティング競技(山口県パワーリフティング選手権大会)」に出場しました。初めて出場するパワーリフティングの大会でしたので、事前の準備から当日の流れや、雰囲気など分からないことだらけでした。とりあえず大会の雰囲気を知ることと、最後まで失格にならず記録を残すことを目標に取り組みました。

 結果としては籔の階級は一人しかおらず、3種目ともとりあえず結果を残すことができたので、1位の賞状をいただきました。また、山口県体育大会だからか、市としても3位の賞状をいただきました。よく仕組みを知らないので、なにがなにやらという感じですが、初めての大会で賞状を2ついただけたのは上出来です。

検量

 パワーリフティングでは重量別に階級が分かれているのですが、すっかり忘れていて1週間前に体重が1.8kgオーバーしていました。競技開始の2時間前に行われる検量と呼ばれる体重測定に受からないと失格になってしまうので、なんとしても当日までに体重を落とさなければなりません。単に体重を1.8kg落とすだけなら簡単なのですが、ある程度食べていないとパワーが出ませんし、有酸素運動もし過ぎるとパワーに影響するので、脂質を減らしつつ、軽い有酸素運動を取り入れて体重を減らすという、かなり精神的に辛い1週間でした。

 前日夜に体重を測ったところ、おそらく夜の間に減るかなという程度でしたが、朝起きて体重を測っても400gのオーバー。もうここからは何も飲み食いできませんし、少しでも時間があれば歩き回って汗をかこうとしました。検量前に何度もトイレへ行き、体重を測ってもらうと200gオーバー。仕方ないのでパンツ、マスクも外して再度測ってもらっても100gオーバーしてしまいました。「もし体重がオーバーしても全裸で、坊主にすれば大丈夫」という笑い話をしていたのですが、まさか本当に全裸で体重測定をする事になろうとは思っていませんでした。

 検量は競技開始の30分前までにクリアすれば良かったので、ジムの周りを1時間程度歩いて汗をかき体重を減らすしかありません。しっかり汗をかけるようにフードもかぶり、怪しい格好でジムの周りをウロウロ。再検量でなんとか規定体重内に入ることができました。この時まで何も飲み食いできなかったので喉もカラカラ、大急ぎで水分や栄養を補給して競技に備えます。

スクワット

 最初の種目はスクワット。1つの種目に3回チャンスがあり、第1試技はまだウォーミングアップの気持ちでと助言をいただき軽めの重量にしていましたが、なぜかそのウォーミングアップが重く感じました。いつもの様に正面に鏡が無くどれくらいしゃがめば良いかも分かりませんし、なんだか環境に慣れず戸惑っているのかなとも思いました。
 初めの150kgは上がりましたが、次の160kgは2回連続して失敗してしまいました。今大会で最も思い通りにいかなかった種目です。

ベンチプレス

 2種目目のベンチプレスは、初めのスクワットでパワーが出なかったので、予定よりも重量を下げて始めることに。余裕で上がると考えていた110kgより5kg下げた105kgから、かなり安全にとにかく記録だけは残そうとして始めました。
 流石に105kgまで下げると余裕を持って上がるのですが、この辺りから筋肉がピリピリし始め、水分や栄養不足を実感しました。115kgはなんとか上がりましたが、120kgは上がる気配なし。補助が3人ついていてくれるという万全の体制なので、怪我を気にせず重い重量に挑戦できるのは大会のいいところですね。

デッドリフト

 この日、思い通りに取り組めたのはデッドリフトだけでした。第1試技だけ重量を下げましたが、最終的に180kgまで上げることができ、この種目だけ目標にしていた重量をクリアすることが出来ました。

 3種目合計の重量は445kgと、目標にしていた重量には全く届きませんでしたが、減量の失敗なども含めて、初めての大会参加としてはとてもいい経験をさせていただきました。競技人口も多くないのでとてもアットホームな感じですし、ウェイトトレーニングに取り組んでいる人はとりあえず出場してみたら良いのにと感じます。
 籔はしっかりと記録が残せるように調整をして、また挑戦していきたいと思います。

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本州の端っこ在住。 長閑な非都市部でフルート、ピアノ、作曲を勉強中。競技でパワーリフティングにも取り組んでいます。色々としているおかげで、常に新しい課題だらけ。飽きる暇もなく、楽しめています。