広島市現代美術館で開催されている「山口啓介 後ろむきに前に歩く」という展覧会へ行きました。夏休みも終盤だからか、レポートを書くために訪れている学生もちらほら。それでも観覧している人は少なくて、ユックリと観て回る事が出来ました。やはり「現代」が付くと取っ付きにくくなるからか、美術でも音楽でも楽しむ人が減る傾向が見られます。簡単に観れたり聴けたり、取っ付きやすいものばかり人気ですが、それって本当に良いものなのでしょうか?
テーマを様々に展開していく作風は芸術というより実験のようで、作品毎の変化を楽しく見る事が出来ました。「人は未来を見ることはできず、見えるのは過去か、今という瞬間だけだから、後ろむきに前に進んでいるようなものだ。」という言葉は確かにと思わされるもの、一歩進めば見えるものが増えるので、どしどし進んでいきたいと思います。
少し重いテーマの作品が多かったので、見終わった後は比治山を少しだけ散歩して帰りました。暑さも随分と和らぎ、お散歩も少し快適にできる季節になりました。