山口県立美術館で開催されている「ハマスホイとデンマーク絵画展」という展覧会へ行きました。本当は4月7日から開催予定だったのですが、COVID-19の影響で5月26日まで開催が延期された為に約2週間というとても短い会期となり、更に、入場にも大幅な制限が掛かっていたので行けないかと思っていましたが、どうしても見てみたかったので待つ事を覚悟して行きました。建物の外にもたくさんのテントが張られ、係の人もたくさんいて大事です。
結果的には休日でも2時間程度の待ち時間ですし、整理券を受け取った後は自由に行動できるので、あまり長時間拘束された感じは受けませんでした。ただ、入館までに何度も観覧方法の説明がありますし、展示室内にも説明の声が聞こえて来たり、注意書きの表示なども多くて、あまりゆっくりと絵画を鑑賞できたという感じはしませんでした。例えるなら、何度もCMが射し込まれる映画を見ている感じでしょうか。まだ、これから最適化されていくのでしょうが、美術館らしく絵を見ることに集中できる環境が整うと嬉しいなと思いました。
絵画自体は色使いが独特で、本当に光が貴重なんだろうなという事がよく伝わって来ました。これまでデンマークといえばニールセンというイメージしかありませんでしたが、美術も独自の文化を築いていたのですね。多くの絵画の舞台になっていたスカーゲン地方をストリートビューなどで見ても素敵な景色で、行ってみたくなりました。